名護市中山分校 地域の事業者を実際に訪れる 総合学習のプログラムデザインを行いました
この度、NPO法人COuSAは、名護市中山区にある屋部小学校 中山分校、また中山区と連携し、地域の事業者を訪ねる総合学習の授業を実施しました。今回ご協力いただいたのは、築100年以上の琉球古民家を活用し、沖縄の食文化と歴史を伝える名護市の代表的な飲食店「百年古家 大家(うふやー)」さまです。
この授業は、中山区の子どもたちが、地域を知り、受け取り、またそのことが、中山という地域自体の持続性の一助となること目指し、取り組みを重ねています。
中山区では、少子化や通学選択制度の影響を受け、中山分校の存続が大きな課題となっています。地域で育つ子どもたちが、日々の暮らしの中にある豊かな営みや文化に触れることは、学校と地域がともに未来を描くうえで大きな意味があると考えています。
当日は、大家・松本支配人の案内のもと、古民家の歴史や、大切にしてきた想いを丁寧に教えていただきました。子どもたちは「目を見て話すことを大事にしている」というお話に強く心を動かされ、授業後のワークシートにも多くの子がその言葉を書き残していました。
学んだことを実践する時間として、実際に店舗の入り口に立ち、お客さまへ「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と元気に挨拶する体験も行いました。お客さまからのあたたかい笑顔や、スタッフの皆さんに見守られながらの体験は、子どもたちにとって特別な時間となりました。


弊法人noteに当日の詳細についての記事をアップしています。ぜひご覧ください。
中山分校 × 百年古家大家 地域と歴史を守る仕事を子どもたちが訪ねる。総合学習の授業のプログラムデザインを行いました|NPO法人COuSA
この取り組みは、名護市また名護市教育委員会、学校からの予算獲得が叶わず、助成金やご支援を受けながら進めています。地域の事業者の方々、保護者の皆さま、中山区のみなさんに支えられ、授業を継続することができています。次回の授業は12月中旬を予定しており、今後も地域と学校がともに子どもたちの未来を育む取り組みを続けていきます。
ご協力いただいた百年古家 大家の皆さま、本当にありがとうございました。